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カテキンに抗ウイルス効果、緑茶は飲めばメタボ改善も

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新型インフルエンザ予防に緑茶うがいをする児童たち=静岡県島田市の五和小学校で

新型インフルエンザ予防に緑茶うがいをする児童たち=静岡県島田市の五和小学校で

体にいいといわれる緑茶。含まれる成分が、抗ウイルス作用や抗酸化作用といった働きがあることも、動物実験などの研究で明らかになっている。最近は、ヒトにも有効とされ、緑茶によるうがいを新型インフルエンザ予防などに活用する動きが広まっている。 (鈴木久美子)

「ガラガラ…」

茶畑に囲まれた静岡県島田市の市立五和(ごか)小学校で、体育の授業後に外から帰ってきた子どもたちが、水飲み場で次々とうがいをする。使用しているのは、水ではなく緑茶だ。「給茶機」が設置されているので、蛇口をひねると水のように緑茶が出る。

「風邪やインフルエンザの予防に、手洗いと一緒に『緑茶うがい』を呼びかけている」と鈴木しめ子教頭。同校では3年前に給茶機を導入。今後市内の小中学校に増やす予定だ。

インフルエンザウイルスは、のどなどの細胞に吸着し感染するが、緑茶に含まれる成分「カテキン」が、それを阻害する抗ウイルス効果があることが分かっている。

実際に緑茶うがいによる抗ウイルス効果を探るため、静岡県立大薬学部の山田浩教授(医薬品情報解析学)は2004年冬、東京都内の特別養護老人ホームの入居者124人を対象に調査を実施。3カ月間、カテキンを混ぜた水でうがいをした76人と、通常の水でうがいをした48人で、季節性インフルエンザにかかった人数を比較。水は5人だったが、カテキン水は1人だった。

翌年、成人(20~65歳)395人を対象に、カテキン水とプラセボ(同様成分を含まない偽物)で比較し、カテキン水のうがいで発症が減る傾向が出た。

飲むことによる予防効果も注目されている。昨年、同大客員共同研究員・朴美貞さんが、静岡県菊川市内の小学生約2500人に実施した調査では、緑茶を1日に1~5杯飲む子どもは、1杯未満の子どもに比べ季節性インフルエンザにかかった割合が約6割だった。

新型インフルエンザも季節性と同様の仕組みで感染するため、「緑茶は新型インフルエンザの予防効果も高めると期待できる」と山田教授は話す。

昨年末、伊藤園中央研究所(静岡県)などが行った細胞実験では、カテキンの1つ「エピガロカテキンガレート」が、季節性だけでなく、新型インフルエンザのウイルスについても感染抑制効果があることを示した。カテキンは紅茶やほうじ茶などほかの茶にも含まれるが、エピガロカテキンガレートは緑茶に多い。

メタボリック症候群や生活習慣病の予防効果についても、研究が始まっている。同県掛川市立総合病院緑茶医療研究センターの鮫島庸一センター長らはこれまで、肝臓のダメージを抑える緑茶の抗酸化作用などを生かして、C型肝炎のインターフェロン治療に緑茶を併用し治療効果を高めてきた。

C型肝炎患者がメタボリック症候群になりやすいことから、同症候群と緑茶の関係にも着目。患者24人に1日6グラムの緑茶粉末(緑茶約20杯分)を1カ月飲んでもらったところ、内臓脂肪を減らし、血管を保護する働きを持つ物質が平均で15%増加した。

昨年からは、大規模な臨床試験も開始。2年間で同症候群の約350人に、緑茶粉末やプラセボを飲んでもらい血液の変化などを見る。予備試験では、ふだん飲茶しない人で緑茶粉末を飲んだ人の方が、プラセボより体重が減る傾向もみられた。

「緑茶は、いつでも誰でも安全に飲める。ぜひ予防に役立てたい」と鮫島センター長は意気込む。

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